AKATUKI No.756

編集・発行:(一財)日本青年協会
平成29年7月20日

理事会・評議員会開催される

平成29年度第1回・第2回評議員会、第1回・第2回理事会開催
― 平成28年度事業報告、収支決算承認される ―

平成29年6月9日(金)午後3時より東京ガーデンパレス(東京都文京区)において、第1回理事会が、6月27日(火)書面による決議において第1回評議員会が開催され、平成28年度の事業報告・収支決算、役員改選について承認された。更に、6月27日(火)書面による決議において第2回理事会が開催され、理事長に西村久徳理事、常務理事に香取政典理事が選任された。また、7月2日(日)午前11時より東京ガーデンパレス(東京都文京区)において、第2回評議員会が開かれ、平成28年度事業、平成29年度事業について協議した。

平成28年度の事業報告は以下のとおりである。

平成28年度事業報告

1.時代に即した農業関係の活動を志向する青年の育成と助成
農業経営及び農業研修に取り組む国内の青年に対し、農村青少年教育機関等との協力を得て、実地研修および研究する青年等に対し研修支援金の助成を行った。今年度は、8名の青年への助成を行い、それぞれの青年が研究・研修を行い、年度末の報告会において学んだことを発表した。その他に、農家の現場において視察研修を行い、日本の農業、地域の農業の実情やこれからの方向性について学んだ。また、平成28年度研修生としてのネットワーク作りをおこない、今後も連絡を取り合いながら営農、就農への情報交換を出来るようにし、農業青年として学び合える環境を作った。
(1)農業関係青年研修支援事業〔研修支援金助成〕
期間:平成28年4月~平成29年3月
人員:8名
支援金:一人30万円(農学部学生1名、農業専門学校学生2名、農業青年5名)

2.機関紙の発行
 「アカツキ」(年2回、タブロイドA4版、4頁、1回400部)

3.その他この法人の目的達成のため必要な事業
(1)友好団体、関係機関との連絡協調
文部科学省、農林水産省、内閣府、茨城県利根町、中央青少年団体連絡協議会等との連絡を緊密にし、協力提携のもとに事業、情報交換等を行った。

この度の改選による役員は下記の通り。

一般財団法人日本青年協会役員

評議員
大久保俊和(㈲大久保農場代表取締役)
今野博(㈱サカタフーズ代表取締役)
大湯章吉(能登乃國ゆするぎ塾塾長)
宮嶋一夫(茨城県立水戸特別支援学校教諭)

理事長
西村久徳(熊本県五木村議会議長)

常務理事
香取政典((農組)佐原農産物供給センター代表理事)

理事
大髙志芳(福島学院大学非常勤講師)
松田哲(流通経済大学スポーツ健康科学部教授)
佐藤忠信(本部)

監事
岡部健司(水戸信用金庫)
青山俊明(東京織物健康保険組合)

DSC02577平成28年度の事業報告、収支決算が承認された

日本青年協会後援会総会開催

後援会事務局より。
日本青年協会後援会総会を、左記の通り開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。ご質問等ございましたら浦山まで。

日本青年協会後援会 青森総会

1.日時
平成29年9月2日(土)~3日(日)

2.場所
青森県板柳町 板柳町ふるさとセンター

3.会費
12,000円(宿泊、懇親会費、見学・体験代として。総会懇親会のみの方は5,000円)

4.日程
1日目(2日土曜日)
・りんごもぎ体験
・総会
・懇親会

2日目(3日日曜日)
・田舎館村田んぼアート見学
・三内丸山遺跡、縄文遺跡群見学
・昼食

5.問合せ
後援会事務局 浦山はるみ
090‐8850‐5277
harumi.urym.4@gmail.com

農業関係青年研修支援事業報告

農業関係青年研修支援事業の支援を受けて
鳥取県日南町 山中二郎(農業)

昨年10月、日本青年協会からの支援を頂き、長野県松本市、岐阜県飛弾高山、熊本県八代市、益城町を視察いたしました。長野県松本市と岐阜県飛弾高山を選んだのは、私が就農を目指している鳥取県日南町と気候が似ていること、そして熊本県は、やはりトマトでは日本一の生産量の地域だからです。

まず、信州松本では「㈱きよみず農園」にて、主にミニトマトのハウス、栽培設備、加工場等を視察いたしました。この「きよみず農園」では、大型の対雪ハウスとコンピューター管理の設備を導入されており、私の目指すトマトとは大きな違いがありましたが、正直その規模は圧巻でした。岐阜県の飛弾高山市ではJA飛弾高山、営農指導課の森下課長の案内のもと、飛弾高山でトマト就農を目指す研修生の実習中の圃場を視察いたしました。ここでは、数十棟あるハウス団地で、トマト就農を目指す研修生を集めて県普及員が指導しており、ハウスの建設まで、個々が出来るようになるまでの技術教育をされていたことには、鳥取県とでは大きな違いを感じました。そして最後に熊本県のトマトの視察についてですが、やはりこの熊本県のトマトはハウスの構造から管理、流通等、同じトマトでもかなり違うものでしたが、これもまた大変勉強になりました。主にこの3県を視察させていただいた訳ですが、その中でも私が特に感じたのは、岐阜県飛弾高山での栽培方で、気候も似ており、ここでのやり方は実に理にかなった方法が取り入れられており、ここでのトマト栽培の良いところを、自分のトマト栽培にも導入していきたいと思いました。日本青年協会の支援により、就農に必要な様々なことを学ぶ事ができ、ありがとうございました。

アカツキ 756 2-3 01_html_m671efbe2熊本県八代市のトマト栽培視察
アカツキ 756 1‐4 02_html_2dbe1766鳥取県日南町の澤田農場。農場主の澤田武一郎氏は、平成25年度農業関係青年研修支援事業の研修生で、4棟で始まったトマト作りも、現在7棟に増やしトマト農家として奮闘中。アカツキNo.750に就農前の圃場掲載

平成29年度農業関係青年研修支援事業(研修支援金助成)

本年度も、農業関係青年研修支援事業を行います。今回も、農業青年に支援の枠を考えておりますので、新規就農者、農業後継者等農業に関する研修・研究を行う方がおりましたら、是非ご推薦下さい。詳細は、ホームページか、本部事務局までご連絡ください。

平成29年度農業関係青年研修支援事業

1.目 的
近代的農業を志向する青年の研修活動に対して経済的な支援を行い、優れた農業関係青年の育成を通して我が国の農業振興に寄与することを目的とする。

2.対象者
(1)農業関係教育機関に在学中の日本国籍を有する学生・生徒(大学院、大学、短大、専門学校等)
(2)農業に関わる青年(原則として20歳から35歳)

3.支援対象研修活動内容
(1)農業経営に関わる知識・技術の調査研究
(2)国内外における農業に関わる調査研究

4.支援人員
10名(学生3名、農業青年7名)

5.支援内容
1名につき30万円(年額)

6.報告義務
被支援者は研修終了後、研修内容を報告書として提出する。

7.応募方法
所定の申請書、計画書を本部事務局宛に提出。用紙は、本部事務局にお問い合わせ下さい

8.その他
(1)被支援者は、日本青年協会が主催する農業関係の研修会等に参加すること
(2)被支援者は、本人の都合により研修を途中でやめる場合、支援金は返納すること
(3)被支援者は、平成30年3月3日(土)から5日(日)に開催する事業報告会に参加すること。原則、報告会参加のためこの期間に研修等は入れないこと

北九州豪雨災害への支援について

平成29年7月5日からの記録的豪雨により、福岡県、大分県内において甚大な被害が発生しております。被災されました皆様には心より御見舞い申し上げます。また、全国的にも地域によって河川の氾濫や土砂崩れ等の被害も確認されております。重ねてお見舞い申し上げます。

さて、平成29年7月の北九州豪雨において、福岡県、大分県が義援金の募集を始めました。福岡県はホームページの「平成29年7月九州北部豪雨への支援情報はこちら」から、大分県はホームページの「大分県豪雨災害義援金・寄附金の募集について」から募集しておりますので、ご確認いただき、ご支援のほどお願い申し上げます。また、各地におきましても同様の支援が予測されますので、各地域の自治体のホームページをご確認頂き、ご支援のほどお願い申し上げます。

日本青年協会寄付金のお願い

日頃より協会活動にご支援いただきありがとうございます。協会も創設の原点に立ち返り、農業後継者、新規就農者の育成に力を入れ、日本の農業の活性化の一助となれればと思い活動しています。平成23年度から寄付金制度になり、一口1,000円で、口数は自由です。払込取扱票は毎回同封されます。毎年度の払込み金額は、アカツキの納入者一覧か、事務局までお問い合わせください。皆様のご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

協会日誌

平成29年    
3月 29日 香取政典常務理事打合せ
5月 9日 位高公認会計士事務所来会打合せ
  10日 香取政典常務理事、大泉威宣監事打合せ
  17日 位高公認会計士事務所来会打合せ
  31日 監査
6月 7日 農業関係青年研修支援事業企画委員会
  9日 平成29年度第1回理事会
  27日 平成29年度第1回評議員会(書面決議)
平成29年度第2回理事会(書面決議)
7月 2日 平成29年度第2回評議員会

あとがき

北九州豪雨の発生から2週間が経ちました。未だに被災されている方々に、心よりお見舞い申し上げます。そして早くの復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。支援の方も開始されましたが、まだまだ予断を許さない状況です。平成27年9月の茨城県常総市における関東・東北豪雨も大変な被害を受けましたが、これからも各地に於いてこの様な豪雨の被害が予測されます。早めの対策をお願いいたします。(佐藤)

2017年09月01日更新