AKATUKI No.759

編集・発行:(一財)日本青年協会
平成31年3月27日

日本青年協会創立90周年記念関係者のつどいが東京ガーデンパレスで行われた。

理事会開催される

平成31年2月23日(土)午後1時より東京ガーデンパレス(東京都文京区)において第2回理事会が開催された。

理事会においては、平成31年度の事業計画、収支予算について協議され承認された。また、農業関係青年研修支援事業の企画委員に、金子養正氏、川辺茂氏、青木勝廣氏に引き続きお願いすることが承認された。更に、今後の協会の在り方、事務局体制について協議された。

平成31年度事業計画
1.時代に即した農業関係の活動を志向する青年の育成と助成
農業経営及び農業研修に取り組む青年に対し、農村青少年教育機関等との協力を得て、実地研修および研究する青年等に対し研修支援金の助成を行う。
(1)農業関係青年研修支援事業

2.機関紙の発行
「アカツキ」(年2回、タブロイドA4版)

3.その他この法人の目的達成のため必要な事業
(1)農業関係青年研修支援事業〔指定農場実地指導〕
農業経営及び農業研修に取り組む青年に対し、当協会と協力関係にある農場において、実地指導を通して青年の育成に努める。

(2)友好団体、関係機関との連絡 協調
内閣府、文部科学省、農林水産省、茨城県利根町、中央青少年団体連絡協議会、ブラジル青年協会等との連絡を緊密にし、協力提携のもとに青年及び青少年指導者の育成に努める。

H30第2回理事会理事会で平成31年度の予算について承認された

農業関係青年研修支援事業打合せ

平成30年8月8日、鳥取県日南町に於いて、平成30年度農業関係青年研修支援事業の打合せを行い、日南町長増原聡氏、一般財団法人日南産業振興センター櫃田洋一事務局長はじめ農業指導員の方々、農業青年と佐藤忠信事務局長が、今後の農業関係青年研修支援事業への青年の推薦、事業への協力等について懇談した。また、過去に支援を受けた青年の圃場を回り、研修後の現在の近況について話し合った。(増原聡様におかれましては、昨年11月3日享年63歳で他界されました。農業青年の育成、協会事業への、ご理解とご協力に感謝いたし、心よりご冥福をお祈り申し上げます。)

平成30年11月3日、北海道農業専門学校に於いて、平成30年度農業研修生の、温水聖氏、温水伸之介氏と佐藤忠信事務局長が面談し、就農に向けての目標と課題について懇談した。面談には、北海道農業専門学校数学部長の松澤光弘氏も同席され、当協会の事業目的と成果についても話し合われた。

平成30年11月16日、岐阜県高山市に於いて、平成30年度農業研修生の長尾隆司氏と佐藤忠信事務局長が面談を行った。面談では、圃場を視察しながら 長尾氏の農業に対する思いと、就農への経緯について話された。その後、平成27年度農業研修生松永宗憲氏、平成29年度農業研修生藤原郁馬氏とその後の農業について懇談した。

平成30年11月21日、石川県中能登町に於いて、平成30年度農業研修生の、細井祥平介氏と香取政典常務理事が面談し、地域おこし協力隊の細井氏がどう地域と関わっていくか、就農に向けての目標と課題について懇談した。また、前日の夜には桂撤男支部長、大湯章吉事務局長、今井清博氏、島崎裕子氏、加藤佐和子氏、山本貴氏、谷秀一郎氏ら石川県の協会関係者及び細井氏と夕食会が行われ、協会の現状、今後の事業の在り方、地域での農業の在り方等について懇談した。

二人とも宮崎県から夢をもって北海道で学んだ

平成30年度農業関係青年研修支援事業(研修支援金助成)報告会開催

平成31年3月2日(土)、3日(日)千葉県成田市及び香取市において、農業関係青年研修支援事業の報告会が行われ、農業に関する研究・研修を行った研修生が活動報告を行った。

2日は成田市に集合し、ホテルウェルコ成田においてオリエンテーションを行い、日程説明、自己紹介の後、佐藤忠信事務局長より協会の設立、歴史、事業と目的の説明があり、その後、農事組合法人佐原農産物供給センター代表理事の香取政典氏より、日本の農業の現状と青年に期待することをテーマに講話があった。3日は、香取市の佐原農産物供給センターに移動し、報告会が行われた。報告会では、初めに本部を代表して香取政典常務理事より挨拶があり、その後、青年よりそれぞれ活動してきたこと等について報告がなされた。各自の報告の都度、川辺茂企画委員、香取政典常務理事、岡部健司監事、青山俊明監事、佐藤忠信事務局長から質問や意見が出され、活発に意見交換がなされた。最後にまとめを行い、各委員、役員から全体の感想と、今後の青年たちに期待する事について語られ閉会した。

平成30年度は、7名の農業関係青年がそれぞれ研修・研究を行い、今回は大学生1名、専門学校生2名、農業青年4名を支援した。
主な研修・研修テーマは以下のとおりである。

温水聖 宮崎県 (学校法人 八紘学園 北海道農業専門学校)
「カナダにおける酪農経営及び日本との比較について」

温水伸之介 北海道 (学校法人八紘学園 北海道農業専門学校)
「カナダにおける酪農の環境について」

山本剛 千葉県 (千葉県立農業大学)
「北米における自然農法について」

細井祥平 石川県(農業)
「地域における営農について」

長尾隆司 岐阜県 (農業)
「土壌分析と収量の影響について」

長谷川直人 鳥取県 (農業)
「野菜の病害虫対策について」

河田学 鳥取県 (農業)
「営農におけるドローン運用について」

佐原農産物供給センターにおいて

日本青年協会創立90周年記念関係者のつどい開催される

平成30年10月27日(土)午後1時より東京ガーデンパレス(東京都文京区)において、日本青年協会創立90周年記念関係者のつどいが開催された。

つどいでは、茨城県の松田哲理事が司会を務め、佐藤忠信事務局長の開会のことばに始まり、西村久徳理事長挨拶、井口武雄前理事長の祝電が披露され、乾杯の音頭を山梨県の仁科雅元理事の発声により行われた。歓談の途中、今年度農業関係青年支援事業研修生の山本剛氏よりあいさつがあり、熊本県大久保俊和評議員、北海道佐藤利雄元評議員からも一言あいさつがあり、協会に寄せる思いを語られた。また、飛び入りの余興として、藤田隆子元評議員が南京玉簾を披露し、場を盛り上げた。最後に、石川県の桂撤男元理事の閉会のことばで締め閉会した。

今回のつどいでは、始まる前に同時開催という事で、日本青年協会後援会の総会が行われ、本部の香取政典常務理事あいさつの後、浦山はるみ後援会事務局長の進行で議事に入り、平成29年度報告、平成31年度次回開催地について協議され、次回は新潟県で開催されることが決定した。また、次回開催地を代表して安達勝間氏よりあいさつがあり、閉会した。

つどいに参加し、久し振りの再会に旧交を温めた

藤田氏が南京玉簾を披露。場を盛り上げた

協会日誌

平成30年8月
8日 農業関係青年研修支援事業打合せ(鳥取県日南町)

9月
29日 90周年記念事業打合せ

10月
23日 香取政典常務理事打合せ
27日 90周年記念関係者のつどい、日本青年協会後援会東京総会

11月
3日 農業関係青年研修支援事業打合せ(北海道札幌市)
16日 農業関係青年研修支援事業打合せ(岐阜県高山市)
21日 農業関係青年研修支援事業打合せ(石川県中能登町)

12月
28日 仕事納め
29日 香取政典常務理事打合せ

平成31年1月
7日 仕事始め
11日 香取政典常務理事打合せ
21日 青森県野呂民治氏来会懇談

2月
23日 平成30年度第2回理事会

3月
2日 農業関係青年研修支援事業報告会
6日 神奈川県佐藤良信氏来会懇談

あとがき

当協会は、昨年創立90周年を迎えました。創立90年にあたり関係者のつどいが開催されましたが、協会の歴史を今一度振り返り、先輩方のお話をお聞きすると、日本青年協会の原点は勝壮鹿道場での農業青年の教育が、大きく占めている事が、改めて実感させられました。私も勝壮鹿で生まれ育ち、当時の写真を見ると懐かしい気持ちになります。(佐藤)

2019年03月27日更新