AKATUKI No.754

編集・発行:(一財)日本青年協会
平成28年7月20日

理事会・評議員会開催される

平成28年度第1回評議員会、第1回理事会開催
― 平成27年度事業報告、収支決算承認される ―

平成28年6月9日(木)午後1時より東京YWCA(東京都千代田区)において第1回理事会が、6月28日(火)午後1時より東京ガーデンパレス(東京都文京区)において第1回評議員会が開催され、平成27年度の事業報告・収支決算について承認された。
また、基本財産の一部取り崩しについて承認され、同前雅弘監事の辞任により、後任の監事に岡部健司氏が選任された。
平成27年度の事業報告は以下のとおりである。

平成27年度事業報告

1.時代に即した農業関係の活動を志向する青年の育成と助成

農業経営及び農業研修に取り組む国内の青年に対し、農村青少年教育機関等との協力を得て、実地研修および研究する青年等に対し研修支援金の助成を行った。今年度は、8名の青年への助成を行い、それぞれの青年が研究・研修を行い、年度末の報告会において学んだことを発表した。その他に、農家の現場において視察研修を行い、日本の農業、地域の農業の実情やこれからの方向性について学んだ。また、平成27年度研修生としてのネットワーク作りをおこない、今後も連絡を取り合いながら営農、就農への情報交換を出来るようにし、農業青年として学び合える環境を作った。

(1)農業関係青年研修支援事業〔研修支援金助成〕
期間:平成27年4月~平成28年3月
人員:8名
支援金:一人30万円(農学部学生1名、商学部学生1名、農業専門学校学生2名、農業青年4名)

2.機関紙の発行

 「アカツキ」(年2回、タブロイドA4版、4頁、1回400部)

3.その他この法人の目的達成のため必要な事業

(1)友好団体、関係機関との連絡協調
文部科学省、農林水産省、内閣府、茨城県利根町、中央青少年団体連絡協議会等との連絡を緊密にし、協力提携のもとに事業、情報交換等を行った。

アカツキ 754 2-3 01_html_m2dac80b3理事会で挨拶をされた西村久徳理事長
アカツキ 754 2-3 01_html_m66ec8c97評議員会に於いて、平成27年度の報告・決算が承認された

日本青年協会後援会総会開催

後援会事務局より。
日本青年協会後援会総会を、左記の通り開催いたします。熊本県支部から、「こういう時だからこそ是非熊本で」というご連絡を頂きましたので、予定通り熊本で開催いたします。当日の日程等は、日本青年協会本部のホームページの、協会の動き等でご確認ください。また、旅行社において熊本復興パックがあるそうですので、ご確認ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。ご質問等ございましたら浦山まで。

日本青年協会後援会 熊本総会
1.日時:平成28年9月3日(土)~4日(日)
2.場所:熊本県熊本市
3.会費:宿泊、懇親会費として、1万円(パック等で、宿泊を取られた方は懇親会のみ5千円)
4.問合せ
後援会事務局 浦山はるみ
090‐8850‐5277
harumi.urym.4@gmail.com

農業関係青年研修支援事業打合せ

平成28年3月24日、鳥取県日南町に於いて、平成27年度研修生の澤田珠美氏、立川武伸氏、エナジーにちなんでの新事務局長櫃田洋一氏と佐藤忠信事務局長が、農業関係青年研修支援事業と就農に向けた研修の状況について、千葉で行われた報告会の様子について懇談した。更に平成26年度研修生の福島有貴氏と、その後の状況について懇談した。福島氏は、支援を受けた後、日南町に新たにオープンした道の駅、「日野川の郷」において、農業の六次産業における支援・指導をしている。

その後、実際に青年たちの研修先や圃場を視察した。また、日南町で農業青年の育成の受け入れをされている、田淵泰雄氏、池田尚弘氏と日南の農業の現状について懇談した。

25日には、生山駅にて増原聡日南町長とお会いすることができ、櫃田事務局長、当協会関係者の高橋正道氏と今後の農業関係青年研修支援事業への青年の推薦、事業への協力等について、短い時間ではあったが話し合いをすることができた

アカツキ 754 2-3 01_html_m77de63de左から澤田氏、立川氏、福島氏、櫃田事務局長
アカツキ 754 2-3 01_html_m2c57c60e左から櫃田事務局長、増原町長

平成28年度農業関係青年研修支援事業(研修支援金助成)

本年度も、農業関係青年研修支援事業を行います。今回も、農業青年に支援の枠を考えておりますので、新規就農者、農業後継者等農業に関する研修・研究を行う方がおりましたら、是非ご推薦下さい。詳細は本部事務局までご連絡ください。

平成28年度農業関係青年研修支援事業

1.目 的
近代的農業を志向する青年の研修活動に対して経済的な支援を行い、優れた農業関係青年の育成を通して我が国の農業振興に寄与することを目的とする。

2.対象者
(1)農業関係教育機関に在学中の日本国籍を有する学生・生徒(大学院、大学、短大、専門学校等)
(2)農業に関わる青年(原則として20歳から35歳)

3.支援対象研修活動内容
(1)農業経営に関わる知識・技術の調査研究
(2)国内外における農業に関わる調査研究

4.支援人員
10名(学生3名、農業青年7名)

5.支援内容
1名につき30万円(年額)

6.報告義務
被支援者は研修終了後、研修内容を報告書として提出する。

7.応募方法
所定の申請書、計画書を本部事務局宛に提出。用紙は、本部事務局にお問い合わせ下さい

8.その他
(1)被支援者は、日本青年協会が主催する農業関係の研修会等に参加すること
(2)被支援者は、本人の都合により研修を途中でやめる場合、支援金は返納すること
(3)被支援者は、平成29年3月4日(土)から5日(日)に開催する事業報告会に参加すること。原則、報告会参加のためこの期間に研修等は入れないこと

協会日誌

平成28年3月
23日 農業関係青年研修支援事業打合せ(鳥取県日南町)

4月
14日 香取政典常務理事打合せ
21日 大泉威宣監事来会打合せ
27日 位高公認会計士事務所来会打合せ

5月
11日 位高公認会計士事務所来会打合せ
19日 農業関係青年研修支援事業企画委員会

6月
2日 監査
9日 平成28年度第1回理事会
22日 日本青年館田中潮氏来会懇談
28日 平成28年度第1回評議員会

アカツキ 754 1‐4_html_m4d77a606学校法人八絋学園北海道農業専門学校の牛舎。畜産コースの学生は、ここでも実習を行い、酪農関係の仕事や未来の酪農家として巣立っていく。

熊本地震災害への支援について

平成28年熊本地震において、県が支援を6月30日までとしておりましたが、被害が甚大で復旧・復興に期間を要するため平成29年3月31日まで募集が延長されました。

熊本県庁では、希望使途により①県で被災地の復旧・復興等の事業へ、②被災された方々への二つの支援の方法があり、熊本市では、義援金、寄附金、熊本城災害復旧支援金、くまもとエンタメ支援金とそれぞれの支援方法があります。

熊本県庁はHPの「平成28年熊本自身に関する情報 > 復興支援 > 義援金」から、熊本市はHPの「熊本地震災害への支援を募集しています」から募集しておりますので、ご確認いただき、ご支援のほどお願い申し上げます。

日本青年協会寄付金のお願い

日頃より協会活動にご支援いただきありがとうございます。協会も創設の原点に立ち返り、農業後継者、新規就農者の育成に力を入れ、日本の農業の活性化の一助となれればと思い活動しています。

平成23年度から寄付金制度になり、一口1,000円で、口数は自由です。払込取扱票は毎回同封されます。毎年度の払込み金額は、アカツキの納入者一覧か、事務局までお問い合わせください。皆様のご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

あとがき

熊本地震発生から3か月が経ちました。未だに被災されている方々に、心よりお見舞い申し上げます。

協会の会員の方も何人か被災されており、心配しております。支援の方も延長されましたが、物資は過剰になり終了しております。また、当協会の元理事の徳永哲氏が、阿蘇の復興に集中するため、会社の代表取締役を退任され現地にて活動されているそうです。

早くの復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
(佐藤)

2017年03月28日更新